2012年2月のアーカイブ
惜しまれる「生活指導」誌の休刊
2012・2・16
全国生活指導研究会(全生研)の機関誌「生活指導」が3月号を最後に休刊になります。27歳、教員二年目で早速つまづいた私は1969年7月全生研湯河原大会に一人で参加しました。
3泊4日の合宿研修は私にとって極めて衝撃的でした。それから10年ぐらい、「班・核・討議づくり」の実践に夢中になりました。後に、構成的グループエンカウンターに魅かれそして今はスクールコーチにどっぷり浸かっています。
それでも全生研の機関誌「生活指導」を読んでいるのはそこに優れた実践と理論があるからだと思っています。700号記念に寄せてーコメント&メッセージの中の藤木先生のとても印象にのこる文章を以下に紹介したいと思います。(藤木先生には、大阪薫英時代にとても貴重なご指導をいただきました。)
子どもは子どもの中で生きる
長い実践経験を振り返り、多くの大きな課題を抱えた生徒と向き合いました。それらの生徒を見るにつけ思うことは私の指導がダイレクトに彼らを自立に導くのではなく、彼らを取り巻く間窯が彼らを支えるということです。
発達の節々に彼らは、子供の世界を通して社会を学び、社会の中で自分を形成して生きるのでしょう。家庭的な困難を抱えたり、学力的な劣等感に苦しんだりして、行動を乱してきた生徒は、ともに生きる仲間の世界を失ってしまい、もがいてきたのだと思います。非行・問題行動は、常に両価的であるのです。否定的な行動は彼らが失った仲間の世界を取り戻そうとする苦悩の現れなのです。
今春から月刊誌「生活指導」は自費出版という形で高文研より出版される、とありましたが購入の方法をご存知の方はお知らせください。
息子と、こんな話をしました。
息子(m);今度所費税あげるらしいけど、その5%は子育て支援あとは年金のために使うって、ばかばかしいよなあ。
私(w);それもそうだなあ。困ったなあ。年寄りはどうすればいいんだろう?俺たちの若いころは、おばあちゃんには年金はほとんどなくて、俺たち子供が面倒を見るのが当たり前だったんだし面倒見る側の子供も多かったのだけど、お前にそんな余力はないよなあ。
m;でも俺たちとられっぱなしで、その先が真っ暗だよなあ。
w;なんか、ない金を貧乏人ばっかりで取り合ってる感じだなあ。ごく一部の人が富を独り占めにしているって、アメリカなどではデモが多発しているけど、日本も、お金を取る場所が違うのじゃないかなあ。俺も年金がないとお前にすがって生きるしかないし、お前食わしていけるか?
m;ええ~。